どうして顔がたるむの?リフトアップする方法 このこ鍼灸接骨院
美容鍼とは何か、どんな効果があるの?にお答えします。
皮膚は三層構造で、外から表皮、真皮、皮下組織と分かれています。
美容鍼は主に表皮、真皮、筋肉を狙い刺します。
表皮は普段、化粧品を塗る一番表面なので自分でスキンケアする事が可能です。
周期的にターンオーバーを起こし垢となり剥がれ落ちる部分です。
二番目の【真皮】
あまり馴染みがないですね、でも、一番大切です。
真皮は、肌のハリ、柔らかさ、弾力に関連しています。
ここに繊維芽細胞が存在し、コラーゲン(こうげん線維)、エラスチン(弾性線維)
を産生しています。コラーゲンは水分を除くと真皮の70%をしめています。
エラスチンは弾力性に富む線維で、顔や頭に多く存在しています。
(どんな風になってるかは画像を見てね!)
積み木のように積み重なっているのですが、一個崩れるとシワになります。
つまり!!これが減るとどんどん【肌のハリ】が無くなりたるむ!!!
水分も減ってくると余計たるむ!!太っている人は真皮の下の皮下組織に脂肪が
ついているため、そんなに気にならない場合もあります!
でも、増やしたいのはコラーゲンとエラスチン!!
よし!!コラーゲンとエラスチンって書いてある化粧品や美容液ぬりたくろう!!!
って思ったあなた!!だめ!!!だめなんです笑!!
数年前にイギリスのバス大学のRichard Guyという教授が研究で、『ナノ粒子は
皮膚に浸透しない。』実は、皮膚のシワに溜まってるだけなのよと発覚しちゃったんです。
20~200ナノメートルの大きさの ポスチレンビーズにタグをつけて共焦点レーザー顕微鏡で
観察したら角質層にも入らなかった!!
現在でも、ナノ粒子に分解して浸透する様に作ったよっという化粧品売っていますが、
実際浸透するサイズは【分子量500】程度。
【ヒアルロン酸は分子量100万】、【コラーゲンは30万前後】
浸透するはずがない!!!なんてこった!!
例外として、インドメタシンやボルタレンは浸透するし、脂溶性と水溶性両方の性質を持ってるものも浸透しやすいらしい。でもそれは入って欲しくない物質【水】【界面活性剤】【香料】だったりする。。。
私は高いお金を出して、今まで何を浸透させてたんだー!となる。
冷静に考えても、表皮は内部と外部を分ける為のバリアをする為に存在してるから、
そんなに大きい物質が行き来したら大変ですよねー。
塗るのが駄目ならどうしたらいいの・・・
自分で『真皮のコラーゲンとエラスチン増えろ』と唱えて体に作るように指示してください・・・・・笑笑笑笑!!無理ですね・・・!
『コラーゲン作らなきゃ』『しわ消さなきゃ』で消せる超人もいるかも知れませんが、普通の人にはできません。
何とかする方法はないか・・・一個だけあった!!!真皮を直接刺激すればいいんだ!笑
真皮に鍼で傷をつけることを【マイクロトラウマ】と言い、それによって得られる効果を【ポジティブトラウマ】と言います。『わざと傷をつけるなんて・・』と思うかも知れません。
実際、初めは、ヒスタミン、セロトニン、ロイコトリエン、血小板など沢山の炎症物質が放出されます。
しかし、次に、この作用のおかげで炎症部位に血が集まり、血流が良くなり、三日~二週間でコラーゲンが増殖し始めます。
【↓この流れがおこる↓】
侵襲→炎症→フィブリン網形成→局所正常化→線維芽細胞誘導
→毛細血管新生→血流再開→線維芽細胞増殖→コラーゲン再生!!
★骨折の数日後にレントゲンを見ると、骨折部に白いもやがかかるのですが、これは骨芽細胞が増殖するために起こります。骨芽細胞が増えて骨折が治ります。
肌でこれと同じ現象をおこすのが美容鍼です。
美容鍼のサロンや鍼灸院は沢山あり、先生の手技や考え方はとても異なります。効く場合も効かない場合も・・・。
そこで、【鍼灸院にかかるにあたり、鍼灸院選びのポイント!!】
針は衛生的か、手を洗って施術しているか、爪はヤスリがけしているか、治癒の機序を説明できるか、肌アドバイスができるか、鍼を刺していい場合といけない場合を判別できるか、美容整形してる方への施術等、説明できる鍼灸院に通われてください。
美容鍼のみのサロンでは、体の治療ができない鍼灸師、普通の鍼灸院では美容鍼が流行ってるからそんなに説明できないけどなんとなく良いらしいから・・と施術に取り入れている所もあります。両方がきちんと叶う鍼灸院を探して鍼を楽しんでくださいね^^
次回も、しわ、たるみのお話!!良かったら読んでください☆
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